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2026.09.10

ekワゴン リアワイパーが動かない

車検でお預かりしたekワゴンですが、リアワイパーが動きませんでした。

お客様からは特に申し出がなかったので気づいておられなかった様子。

リアワイパーだけでなくリアウォッシャ―も出ません。

ワイパーのモーターを点検すると異常はなく、モーターまで電気が来ていませんでした。ヒューズも切れおらず、ヒューズまでは電気が来ています。

こういった場合、レバースイッチの不良が疑われるため、レバースイッチの作動点検を行います。

…が、この車はそう簡単にいきません。なぜなら、この車にはエタックスと呼ばれる電装系のコンピュータがあり、それがレバースイッチとデータ通信しているから。

レバースイッチの信号をエタックスが受け取り、エタックスからワイパーモーターに電気を送る仕組みです。

なので電気が来ない原因がレバースイッチかエタックスかの判断をしないといけません。

通常、レバースイッチから電気が出ていなかったらレバースイッチの故障と判断できるのですが、今回のレバースイッチはデータ通信してるので単純に電気が出ていたら正常か故障かということが言えないのです。

整備マニュアルでもレバースイッチの単体点検の方法は記載がありませんでした。

一応、エタックスにレバースイッチが異常かどうか自己診断する機能があるのですが、確認したところ異常は出ていませんでした。配線の断線等も無さそうで、ここまでくるとエタックスの故障が濃厚です。

たまたま同型の廃車があったので、エタックスだろうと思いながらも一般的に壊れやすいレバースイッチを念のために先に交換してみると…

しっかり動きました。ウォッシャーも出ました。エタックスの自己診断は何だったのか…

汎用の診断機を使っているのでエタックスの自己診断に対応しきれていなかったのか、エタックスで診断できる範囲外の故障だったのか不明ですが、今回の故障原因はレバースイッチでした。

たまたま同型車がなければエタックスの故障と診断していたかもしれません。

自己診断機能は便利ですが、それだけを鵜吞みにして診断するのは危険ですね。

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